桜井 元政/櫻井 元政(さくらい もとまさ)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。毛利氏の譜代家臣で、毛利輝元の側近を務める。父は毛利元就の側近として活躍した桜井就綱。
生涯
安芸国高田郡吉田のを本拠地とする国人・毛利氏の譜代家臣である桜井就綱の次男として生まれ、毛利輝元の側近として仕える。
天正20年(1592年)4月から始まる文禄の役で毛利輝元に従って朝鮮半島に出兵したが、出兵中に朝鮮半島で戦死した。
元政が戦死した具体的な年月日や場所は不明だが、文禄の役で戦死したとなると、毛利軍が釜山に上陸した天正20年(1592年)4月22日から、毛利軍の中で最後まで朝鮮半島に残っていた天野元政や小早川秀包が帰国した文禄4年(1595年)9月上旬までの間になる。
元政に男子は居なかったため、平佐元忠の三男で元政の長女と婚姻した桜井元実が婿養子として家督を相続した。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 岡部忠夫編著『萩藩諸家系譜』琵琶書房、1983年8月。ASIN B000J785PQ。 NCID BN01905560。全国書誌番号:84027305。 国立国会図書館デジタルコレクション
- 中野等「文禄・慶長の役と諸大名の動向(二)―文禄の役および講和交渉期における毛利一門の動向―」佐賀県立名護屋城博物館『佐賀県立名護屋城博物館研究紀要 第27集』、2021年3月、1-38頁。
- 山口県文書館 編『萩藩閥閲録』巻56「櫻井半左衛門」



