能登部駅(のとべえき)は、石川県鹿島郡中能登町徳丸にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)七尾線の駅である。

歴史

  • 1898年(明治31年)4月24日:七尾鉄道の津幡仮停車場(現在の本津幡駅の前身) - 七尾駅 - 矢田新駅(後の七尾港駅)間開通と同時に駅開設(一般駅)。
  • 1907年(明治39年)9月1日:七尾鉄道が鉄道国有法により国有化。帝国鉄道庁(国鉄)の駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。七尾線の所属となる。
  • 1957年(昭和32年)4月:現在の駅舎が竣工する。
  • 1961年(昭和36年)4月1日:貨物の取扱を廃止。
  • 1972年(昭和47年)3月15日:業務委託駅となる。
  • 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 2001年(平成13年)4月1日:東口を使用開始。
  • 2002年(平成14年)1月26日:駅舎の一部が、町民ギャラリーとしてリニューアルされる。
  • 2015年(平成27年)4月1日:一青窈の「ハナミズキ」が接近メロディとして使用開始。
  • 2021年(令和3年)
    • 3月13日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
    • 4月1日:この日より終日無人駅となる。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有し、列車交換が可能な地上駅。駅舎は下りホーム側にあり、ホーム間は跨線橋で結ばれている。また、駅舎にはギャラリーが併設されている。上りホーム側にも勝手口が存在する。

七尾鉄道部が管理する無人駅であるが、以前は中能登町が窓口業務を受託する簡易委託駅となっていた。自動券売機が設置されている。2021年3月13日からICOCAなどの全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードが利用可能となっており、IC専用の簡易型改札機が設置されている。

のりば

  • 1番のりば(下り線)が一線スルー化されており、列車交換を行わない通過列車に限り、上り列車も1番のりばを通過する。ただし、一般的な一線スルーとは異なり、上りと下りの本線は現在も分けられている。

利用状況

2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員は388人である。

「石川県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下のとおり。

駅周辺

周辺は旧鹿西町の中心市街で、中能登町の出先機関や郵便局や銀行・学校などがある。

  • 中能登町役場行政サービス庁舎 - 2021年2月1日に、旧中能登町立鹿西中学校(現在の中能登町立中能登中学校)の校舎を改修し開庁。
  • 眉丈山
  • 中能登町立鹿西小学校
  • 石川県立鹿西高等学校
  • 鹿西郵便局
  • 雨の宮古墳群
  • 能登上布会館
  • のと里山海道上棚矢駄IC
  • 国道159号
  • 石川県道2号七尾羽咋線
  • 石川県道242号久江鹿西線
  • 石川県道250号能登部停車場線
  • 石川・富山県道304号鹿西氷見線

バス路線

北鉄能登バス
  • 「能登部駅前」バス停:後山線(高浜・志賀中学校行き)
中能登町コミュニティバス「おりひめバス」

運行は北鉄能登バスに委託している。いずれの路線も道の駅織姫の里なかのと発着で、木曜日と年末年始を除く日に運行している。

  • 「能登部駅」バス停:ろくせいコース
  • 「能登部駅東口」バス停:かしまコース(みおや方面)

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
■七尾線
金丸駅 - 能登部駅 - 良川駅

脚注

出典

乗車人員

参考文献

  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 48 小浜線 舞鶴線・七尾線 氷見線・城端線 越美北線』朝日新聞出版、2010年6月27日。 
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。 

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 能登部駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
  • 能登部駅 - 中能登町

交通アクセス|能登半島/能登島の宿 さわだ旅館 公式HP

能登部駅 JR西日本・七尾線

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能登部駅

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