近田村（ちかたむら）は、広島県芦品郡にあった村。現在の福山市の一部にあたる。
地理
芦田川とその支流・服部川に挟まれた平野に位置していた。
歴史
- 1889年（明治22年）4月1日、町村制の施行により、品治郡戸手村、近田村が合併して村制施行し、戸田村が発足。
- 1895年（明治28年）2月1日、戸田村を二分割し、大字戸手は戸手村を、大字近田は近田村をそれぞれ新設。近田村は大字近田の1大字を編成。
- 1898年（明治31年）10月1日、郡の統合により芦品郡に所属。
- 1925年（大正14年）近田信用購買組合設立
- 1955年（昭和30年）1月1日、芦品郡駅家町、宜山村、服部村と合併し、駅家町が存続して廃止された。
産業
- 農業、養蚕
交通
県道
- 福山庄原線
鉄道
- 1914年（大正3年）両備軽便鉄道（現福塩線）開通し、停車場（現近田駅）開設。
教育
- 1895年（明治28年）近田尋常小学校開校。1931年（昭和6年）近田尋常高等小学校、1947年（昭和22年）近田小学校と変遷。
- 1913年（大正2年）近田実業補習学校開校。1923年（大正12年）近田村農業補習学校に改称。
脚注
参考文献
- 角川日本地名大辞典 34 広島県
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
- 広島県の廃止市町村一覧
