オームの音響法則(オームのおんきょうほうそく、Ohm's acoustic law)あるいはオーム・ヘルムホルツの法則は聴覚による音響の認識に関する法則で「持続音の音色の認識は、高調波の強度によって決まり、その位相は関係しない」とした法則である。1843年にドイツの物理学者、ゲオルク・オームによって、音色は高調波の合成によって構成されているという説が提案され、ヘルマン・フォン・ヘルムホルツによって、構成される高調波間の位相は音色に関係しないとされた。高調波の位相が音色に関係するかどうかは、ヘルムホルツとゼーベック(August Ludwig Friedrich Wilhelm Seebeck、1805年-1849年)との間で論争が行われた。

近年、聴覚の研究の進展によってこの法則で説明できない現象のあることが知られている。


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