ケウ(欧字名:Keu、2019年4月20日 - )は、日本の競走馬。2022年のル・プランタン賞の勝ち馬であり、2024年9月現在、国内における牝馬の最高馬体重出走記録(620kg)と最高馬体重勝利記録(593kg)の保持馬である。

馬名の意味は、稀有。特別な存在の馬になってほしいと願って命名。

戦績

2021年8月31日川崎の能力試験(4組、800m)を受け合格したが、6頭中6着、タイムは54.0と目立った内容ではなかった。デビューは11月12日の川崎・新馬(1400m)で、馬体重586kgでの出走となった。レースは後方からの競馬で6着に終わる。2戦目は未出走未受賞条件のニューフェイス賞で2番手からレースを進めるが、逃げた初出走馬のサンエイフォレストをとらえきれず2着。初勝利は3戦目の1月31日のテンペスタース特別で、スタートで出遅れるも後方からまくっていき直線も足色衰えず後続に6馬身の差を付ける圧勝の内容だった。

ややレース間隔をあけて、グランダムジャパンシリーズの4月10日佐賀競馬場のル・プランタン賞へ遠征する。長距離輸送があったにもかかわらず体重は12kg増え583kgとなっていた。レースでは後方から早めに好位に押し上げると、2周目四角先頭の競馬で押し切って重賞初制覇を果たす。この後はグランダムジャパン3歳シリーズの園田ののじぎく賞、地元川崎のシリーズ最終戦・関東オークスを使われるが、ともに大敗に終わる。なお、グランダムジャパン3歳シリーズは18ポイントで最終順位は3位であった。

秋復帰緒戦はルドベキア特別(川崎2000m)を選択し、これを2着とすると、同条件の準重賞・サルビアCでは13番人気ながら4着と好走した。続くロジータ記念は、国内における牝馬の最高馬体重出走記録となる602kgで臨んだが、7着に敗れる。

2023年の初戦となった1月2日の百人一首賞(B2B3)を、国内の牝馬最高馬体重勝利記録を更新する593kgで勝ち、3勝目。

その後は脚部不安で休養していたが、2024年9月3日地元・川崎のポルックス賞(B2B3)で復帰する。馬体重は前走から27kg増の620kgで自身の持っていた国内の牝馬最高馬体重出走記録を更新したが、レースはブービーの7着に終わった。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ、KEIBA.GO.JPに基づく。

血統表

  • 母ミヤサンキューティは、優駿スプリント、東京シンデレラマイルの勝ち馬。
  • 4代母ルナオーキッドの半兄に1986年皐月賞勝ち馬のダイナコスモスがいる。
  • そのほかの主な近親にメイショウトウコンなど。詳細はナイトライト#主要なファミリーラインを参照。

脚注

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ

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