朝日ヶ丘遺跡(あさひがおかいせき)は、兵庫県芦屋市朝日ケ丘町に位置する旧石器時代から縄文時代(約6000年前)の遺跡。遺跡の一部は発掘調査後に緑地として整備され、朝日ヶ丘縄文遺跡の碑がある。
概要
標高50メートルの山麓台地に立地する旧石器時代から縄文時代の遺跡である。1964年(昭和39年)2月に芦屋病院南方の道路工事に伴い発見され、1964年(昭和39年)と1973年(昭和48年)に発掘調査が行われた。
出土品は、石碑の建てられた緑地に隣接する朝日ヶ丘集会所内の「朝日ヶ丘遺跡出土品展示コーナー」にて展示されているほか、同集会所の前庭には芦屋市全域を300分の1に縮尺し、市内の遺跡を紹介した触覚模型も設置されている。
出土遺物
土器
- 縄文土器
石器
- ナイフ形石器
- 刀器
- 削器
- 掻器
- 彫器
- 尖頭器
- 台形石器
- 石核
- 有舌尖頭器
- 剥片
交通アクセス
- 阪急電鉄芦屋川駅より徒歩約25分
- JR芦屋駅より徒歩約25分
- 阪神電鉄阪神打出駅より徒歩約30分
- 阪急バス
- 「芦屋病院南口」バス停より徒歩約3分
- 「岩ヶ平」バス停より徒歩約5分
脚注
参考文献
- 武藤誠 有坂隆道 末中哲夫 村川行弘『新修芦屋市史』資料篇1 1976年
- 芦屋市教育委員会『芦屋の生活文化史―民俗と史跡をたずねて―』1979年
- 芦屋市教育委員会『芦屋の文化財ハンドブック』2015年




