浦宿浜(うらしゅくはま)は、宮城県牡鹿郡女川町にある大字。旧牡鹿郡浦宿浜、旧牡鹿郡女川村浦宿浜に相当する。郵便番号は986-2231。
地理
1926年(大正15年)4月1日に牡鹿郡女川村の町制施行に伴い設置され、女川町の西部、牡鹿半島の付け根に位置している。国道398号、JR石巻線沿いを中心に栄えており、住宅地や商店が点在する。北部は森林に覆われており石巻市雄勝町雄勝と、南部は万石浦に、西部は石巻市沢田と、東部は女川町の市街地と接する。生業は建設業が多く、他地区にみられる水産業従事者は比較的少ない。
小字
仙台地方法務局石巻支局の「牡鹿郡女川町登記所備付地図データ」(2024年10月5日時点)およびデジタル庁公表のアドレス・ベース・レジストリの「宮城県町字マスターデータセット」(2024年8月13日時点)および運輸局公表の「東北運輸局宮城運輸支局住所コード表」(2024年11月1日時点)によれば、沢田の小字は以下の通りである。
明治期の小字
宮城県各村字調書によると明治17,18年頃の浦宿浜の小字は以下の通りである。
地価
2020年(令和2年)時点での浦宿浜字浦宿24番3での公示地価は14,400円/m2に、浦宿浜字石ノ田17番15での公示価格は18,100円/m2になっている 。
歴史
- 2019年(令和元年)12月28日 - 土地区画整理事業が実施され、町内の字・町名が変更。これに伴い、小乗浜字小乗の一部、浦宿浜字十二神の一部が浦宿浜字小屋ノ口に編入、鷲神浜字内山の一部、女川浜字女川の一部、浦宿浜十二神の一部が浦宿浜字門前に編入。
浦宿浜の由来
浦宿浜は域内に浦宿浜屋敷と呼ばれた集落を形成しており、石巻街道の宿場町として栄えていたため、万石浦に所在する宿場町ということから名付けられたとされる。
施設
- 五十鈴神社
- 板橋山照源寺
- 卜嶺山渓秀院
- マリンパル女川おさかな市場
- 宮城県立支援学校女川高等学園
交通
道路・橋梁
- 国道398号
- 宮城県道41号女川牡鹿線
- 林道夜ヶ森線
- 浦宿橋:宮城県道240号石巻女川線にある橋で2022年3月24日より一般開放された。
バス
- ミヤコーバス
- 女川線
- 女川町町民バス
- 安住・針浜線
- 浦宿・旭が丘線
鉄道
- 浦宿駅(JR石巻線)
学区
公立ならば、小学校は女川町立女川小学校へ、中学校は女川町立女川中学校へ進学する。
人口
2020年(令和2年)12月末時点での人口は以下の通りである。
東日本大震災
浦宿浜での東日本大震災の震度は概ね5弱、全壊(流出)4戸、大規模半壊12戸、半壊(床上浸水)64戸、一部損壊(床下浸水)72戸などの被害を被った。
以下は2012年12月時点での域内の人的被害の統計である。
関連項目
- 牡鹿郡
- 女川町
- 高政
脚注
注釈
出典
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 4 宮城県、角川書店、1979年12月1日。ISBN 4040010302。




